元プロ野球選手(私)の指導者としての新たな学び

野球指導の奮闘記
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こんばんは。

今日のテーマは

元プロ野球選手(私)の指導者としての新たな学び

元プロ野球選手でも試合の敗戦から学ぶ事はたくさんあった。

 

前回の記事で、私が関係しているチームが「公式戦が始まって見事なまでに未勝利・・・。連敗スタート」と紹介をしました。

 

今回はその続きで、チーム作りにおける『甘さ』や『油断』について説明するつもりだったのですがその前に、今日、とても刺激のある出来事、ある意味嬉しくてワクワクするような事があったので先に記事にしたいと思いました。

見事なまでの連敗スタートをした現状、このままではいけない、この状況を打破しなければいけない使命感から、チーム作りを見直して、チームを蘇らせる、生まれ変わらせようとゼロからスタートを切ったのです。

 

まずは根本的な意識改革から・・・。

 

技術や戦術よりも最優先事項として取り組もうと入念なミーティングからスタートしました。ミーティングの内容は大まかには「今このチームに必要なもの、足りないものは、技術でも戦術でも練習量でもない」と。

 

では何か?

 

それは「チーム力」であると力説したのです。

野球における「チーム力」とは何だろうか?

「チーム力」とは、当たり前の事を当たり前にやれる選手、自分以外の事、自分に関係ない事でも、気付いたり感じる事ができる目配りや気配りができる選手、そんな選手たちが集まる事が「チーム力」だと説明しました。

 

幼い頃から野球をやり続けてきて、今までの野球人生の中で「基本が大切だ」「こんな事ができないと野球はうまくならない」と言われ続けてきた事があると思います。

 

でも、そういう事って野球の技術には直接的な関係が無いように感じたり、チームの勝敗に直接的に関係が無いように思ってしまうような事ばっかりですよね?

 

「グラウンドの中で歩かない」とか「道具は大切にしよう」とか「ゴミが落ちてたらダメ」とか「きちんと整理整頓をしなさい」とか・・・。

 

たしかに、これをやったから「野球が上手くなるよな」とか「試合で勝てるぞ!」と思える事ではないですよね?

 

そうなんです。だからみんな頭の中では分かっていても、ついつい後回しにしてしまうんです。まずは試合に勝てそうな、野球が上手になりそうな「打ち込みをしよう」「守りこみをしよう」「パワーを付ける為にトレーニングをしよう」を重要視してしまうんです。

 

そうする事により「チーム力」が付かないどころか、例えば「チーム力メーター」と言うものがあるとしたら、どんどんどんどん減っていくんですよね。車で言うガソリンの残量メーターのようなものですね。

 

その「チーム力」を増やす作業をしていかなければ、メーターはゼロになってしまい、「チーム力」がないと試合には勝てないんですよね。

 

なぜ「チーム力」がないと勝てないのか?の私なりのロジックはまた別の記事で説明をしたいと思います。

選手と正面から向き合ってみると良い事がたくさんある

さて話が逸れましたが、今、チームとしてこういう事を大事にやっていこう!としている中、何が刺激でワクワクするような出来事だったのか?と言うと。

 

選手たちにはミーティングで、上記したような「チーム力」を作ろうと伝えています。

 

でも、一人も残さずに本気で全員に理解してもらう為にはミーティングでは伝わり切れないかも?たとえ1人でも2人でも「言ってる意味が分からない」「面倒くさい」って心の中では思っている選手がいるかもしれないと思い、時間をかけてでも全員と1対1で話をしていこうと思い実行していってるんです。

 

そして、今日もある選手と1対1で話していました。

 

正直言うと、私の今までのその選手の印象は「ガンコ」「人とはズレている」「イマイチ伸び悩んでいる」と言うイメージでした。もちろんそういうイメージを持っていると本人にも伝えました。

 

だから今チームとしてやろうとしている事も、本当に理解できてるかな?ズレてるんじゃないかな?と心配していたんです。

 

1対1で話をし始めた時は、やっぱりズレてる、このままでは本当の意味で理解をしていないから理解させる努力をしなきゃ!と思いました。

 

そして、お互いにあ~でもないこ~でもないと話し込んでいるうちに、本人が打ち明けてきたんです。

 

「実は、今言われている事は僕の今までの野球人生の中では当たり前の事なんです。だから出来てるかどうかは分からないですけど、納得もできてるし理解もできてます。反対に、今までウチのチームにはこういう当たり前のことが出来てなさ過ぎて残念だったんです。で、仲間とそういう話をしてもバカにされたり想いが合わない仲間が多すぎて、僕が浮いてるって言うキャラになっちゃったんです。だからもう諦めてました。もうこのチームではそういう事は無理なんだ」と。もちろん、内容としてはもっともっと具体的な事もたくさん話をしました。

 

チーム全体としてみれば、とても残念な事です。

 

やろうとしている選手が少数しかいない、その少数の意見を真剣に考えようとしない、真面目にやりたいと思ってる選手を茶化してバカにする。

 

とても残念なチームです。だから「チーム力」がゼロなんです。だから試合で全く勝てないんです。

みんなが気付き、感じた今が大チャンスなんです

でも、ここはみんなで気付き、生まれ変わろうって取り組み始めたところです。

 

よくことわざ?で「失敗は成功の元」って言う言葉があります。

 

まだまだひよっ子の赤ちゃん程度かもしれないけど、気付いてもいない、まだ赤ちゃんにもなっていない状況よりは成長したかなと思っているのでひとまずクリアです。

 

その反面、この選手が正直に打ち明けてくれたことで、私自身が見切れていなかったこの選手への印象・イメージが変わる事ができました。

 

「ズレている」印象は、「心の中に思う事はあっても諦めていた」事が原因だったのかなと。

 

決してこの選手がズレていたのではなくて、私も含めた周りの雰囲気が「ズレ」を生んでいたんだなと。

 

そして、まだウチのチームにも、こういう本質的な部分を持っている選手がいるんだなと言う事に気付けた事がワクワクして嬉しい事なんです。

 

指導者としては心強い限りです。

 

それは、もちろん同じ意見を持った人間が、同じ感性を持った人間が1人でも2人でも多い方が心強いです。

 

それは選手とかスタッフとか、立場は関係ないんです。

 

逆に選手側に多い方が心強いです。

 

長々となりましたが、そんな刺激のあるワクワクする嬉しい出来事があったというお話でした。

 

どんな内容で具体的にどんな話なのかはまた別の機会でも紹介していきたいと思います。

 

とにかく、どんなレベルの野球チームでも、必ず必要な基礎の部分の話であることは間違いないんです。

 

私自身は自信を持ってそう言えます。

 

それでは、また。

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