元プロ野球選手(筆者)が語るピッチングフォームについて その③

野球の練習について
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こんにちは。

今日のテーマは

ピッチングフォームについて その③

以前の「ピッチングフォームについて その②」では、コントロールが大事、そのコントロールを身に付けるには「同じ投げ方ができる」と言う事をお伝えしました。

 

今回は「同じ投げ方」について少し深堀してお伝えしていきます。

ピッチングフォームの再現性について考える

「同じ投げ方」と言っても何の事か分からない人もいるかもしれませんので、更に分かりやすく説明をすると、1人のピッチャーが、10球、50球、100球・・・何球投げようと全く同じ投げ方で投げる事ができる。という意味の「同じ投げ方」を言っています。

 

それを「投球フォームの再現性」と言います。

 

まずは細かい部分は抜きにして、理屈で考えてみましょう。

 

想像してみてください。

 

何かの製造工場があるとします。そこでは機械によって流れ作業のように各工程が進められて、ほとんど人間の手を加える事なく製造が進んでいくとします。

 

この場合、その機械は1つ1つ全く同じ動きをするように作られているでしょう。その事によって同じものが延々と作られるんですよね。

 

ピッチングでも同じことが言えます。

 

もちろん人間のやる事なので1cmもズレないと言う事は不可能だと思いますが、理屈としては同じ事が言えますし、人間とは言っても精密機械のように自分の体を制御してコントロールできることがピッチングで投げるボールのコントロールに繋がると言う事は明らかなのです。

 

その「自分の体を精密機械のように制御できる」人が良いピッチャーと言われる条件の1つになると思います。

再現性の高いピッチングフォームを手に入れるには?

さて理屈では説明をしました。

 

ここまでで疑問に思う人はいないのではないでしょうか?

 

あくまでこれまでは理屈上での話ですけどね。

 

ここからはその理屈上の話を人間のやることに置き換えていかなければいけません。

 

「再現性が高い」「精密機械になる」「ブレない動き」この辺がテーマになると思います。

 

このテーマを念頭に置いてピッチングを考えていきます。

 

ピッチングとは、製造工場の機械のような安定感はありません。

 

工場であれば、しっかりとした足場を作って、その安定した地面などに押してもビクともしないような重た~い機械をしっかりと置きますよね。その足場がしっかりとしてるから同じ動きを繰り返せるんですよね。

 

実はこれはピッチングでも同じなんです。

 

野球をやっていれば一度は聞いた事があるんじゃないでしょうか?

 

下半身を鍛えなさい

 

これはそういう事なんですよね。

 

足場を安定させるから自分の体を安定させて動かすことができる。

 

100人のピッチャーがいれば100人ともに言える、決して間違いではないアドバイスだと思います。

 

野球の指導をしていてよく思う事があります。

 

何十年もむか~しから言い伝えられてきているシンプルな表現(例えば「下半身が大事」とか「声を出さなきゃダメ」とか「両手でボールを捕りなさい」とか)って、本当に的を得た表現なんですよね。

 

100人いれば100人ともに当てはまる事がそういう表現なんだと。

 

100人いて30人にしか当てはまらない表現って、何十年も言い伝わって来てないんだと思います。

ピッチング動作での下半身の使い方

ちょっと話が逸れてしまいましたが「下半身を鍛えなさい」と言う表現には本当に大事な部分に問題提起をしてくれているんです。

 

しかしここから先は更に専門性の話になるんです。

 

専門性になってくるから、ここから先の具体的な話と言うのは、何十年も、また誰にでも言い伝えをする事は出来ない事なんですよね。

 

人によっても表現方法が変わったり、タイプによって意識する事が違ったり、感覚も人それぞれバラバラなのでなかなか同じ事が言えなかったりするんです。

 

だから100人いたら100人に間違いではなく当てはまるレベルの表現が「下半身を鍛えなさい」くらいしか言えないんですよね。

 

しかし、ただ闇雲に「下半身を鍛える」としても、その鍛えた下半身の使い方投球フォームに繋げていく事も必要ですし、もっと細かい表現をすると、投球フォームに繋げる為に鍛え方を考える必要もあるんです。

 

こうなってくると、100人いて100人に全く同じことを表現するのは難しいんですよね。

 

そんな事を言ってても、このサイトの意味が無くなってきてしまうので、その中でもなるべくこのサイトを見に来てくれてる人たちの役に立つような事を全力で伝えていきたいと思います。

下半身を使う事の難しさ

簡単に「下半身を使う」と言っていますが、これがとにかく難しいのです。

 

これは私の持論なのですが(学術的な根拠は何一つありませんので悪しからず・・・)人間の体って、全員、頭の中にある「脳」が命令を出して体の部位を動かすんですよ(知ってましたか?)。

 

で、頭から近い部分は脳からの距離も近いし、距離も近いと言う事は命令を伝える「神経」も数が多いのか太さが太かったりなんじゃないかと勝手に想像してます。

 

脳から距離が遠くなればなるほど、命令を伝える神経の力が弱くなるんじゃないかと・・・(あくまで持論ですよ)。

 

その証拠に、人間はみんな手は器用に使いますよね。鉛筆を持ったり箸を持ったり。

 

でも足はそこまで器用に動かせない。

 

長さや形は違うにしても同じように指はあるんですけど、思うように動かせない人がほとんどじゃないでしょうか?

 

それだけ下半身を使う」と口では言えても、本当に難しい事なんです。

 

じゃあ難しいからできないのか?

 

そんな事はないです。

 

悪気がある訳ではないので勘違いしないでください。たまにテレビとかで見た事ありませんか?手に障害を持っている人が足で字を書いたりしている人を!これは訓練の賜物ですよね。手が不自由だから、足で手の代わりをしようと頑張って練習して訓練して、それで手に近い動きを手に入れてる人たちもいるんですよね。

 

ピッチングフォームでそこまで細かな動きを訓練する必要はありませんが、でも、何も考えずに使ってる程度の下半身と、本気で下半身の動きを訓練しようとするピッチングフォームとでは、明らかに下半身の力が投げるボールに伝わるか伝わらないかが大きく変わってくるんです。

 

長くなってしまいましたので今回はこの辺で終わりにしておきます。

 

「下半身の大切さ・むずかしさ」または「使い方・鍛え方」については、また次回に持ち越しとさせていただきます。

 

それでは、また

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