元プロ野球選手(筆者)が語るピッチングフォームについて その⑤

野球の練習について
スポンサーリンク

おはようございます。

 

今日は、久し振りとなりますが「ピッチングフォームについて その⑤」を語ろうと思います。

 

以前の「ピッチングフォームについて その④」では、下半身の使い方足の裏の意識についてお話をしました。

 

今回は「下半身を使うという事はどういう事なのか?」についてです。

「投げる」と言う動作とは・・・?

前回のお話しでは、足の裏の意識の持ち方をお伝えしました。

 

さて本題である「ピッチングフォーム」、いや「投げる」と言う動作についてシンプルに考えてみましょう。

 

「投げる」と言う動作を単純に考えると「腕」で投げますよね。

 

なのでよく言われる表現は「腕を振って!」と言う声がよく聞かれるんじゃないでしょうか?

 

決して間違いではありません。

 

最終的にはしっかりと力強く腕を振って投げるんです。

 

・・・でも、そこにたどり着くまでには並大抵の事ではないんですよね。

 

「力強く腕を振る」ために必要な事がたくさんあるんです。

 

正直に言うと、私自身もプロで現役で頑張っている時ですら大きな勘違いをしてしまっていました。

 

「腕を振って投げるんだ!」「もっと早く腕を振って!」と自分に言い聞かせながらブルペンで投げていた記憶しかありません。

 

でも、結果的にはボールの強さはこの気持ちと比例することはありませんでした・・・。

 

「強く腕を振る」ために必要な事が抜けていたんだと思います。

 

こんな回りくどい言い方をすれば皆さんはもう分かってくれてますよね。

 

そうです、その時に必要なのが下半身の使い方になるんです。

「投げる」とき、下半身はどんな動きをしますか?

次に整理して考えて欲しいのですが、ピッチャーの動作の中で下半身はどんな動きをしますか?

 

「ピッチングフォーム」と考えてしまうと「足を上げて」とか「上げた足を下ろしながら真っすぐステップして」とか、必要以上に難しく考えてしまいますよね。

 

もちろんそうなんです。

 

もちろん難しいのですが、最初から難しく考える必要はありません

 

要は「軸足(右投げなら右足、左投なら左足)から前足(軸足の反対)にステップをしている間に投げる」と言う事なんです。

 

まずはこの単純なところから整理してください。

 

これを専門的な言い方をしてみようとすると「体重移動」と言うんです。

 

よく聞く言葉ですよね?

 

普通に一言で表現していますが、この「体重移動」がパフォーマンスの大部分を占めていると言っても過言ではないと思います。

 

これは実はピッチングに限らず、バッティング、守備、走塁、全てに言える事だとは思いますけどね(今はピッチングに絞って説明します)。

 

ここから先は、できるとかできないとか、そんな次元ではなくあくまで理屈上の伝え方をしますね。

 

「体重移動」とは、軸足から前足に体重(重心・バランスとも言う)が移動する事を言います。

 

この「軸足から前足」に移っている間に「腕を振ってボールを投げる」のです。

 

これは簡単に言ってるようで、簡単にできると思われそうですが、かなり難しい事なんです。

ピッチングと慣性の法則!?

小学校だったか中学校だったか分かりませんが、慣性の法則って習ったのを覚えていますか?

 

調べてみましたが難し~く説明しているところが多かった中で分かりやすそうだった説明を探してきました。

 

慣性の法則とは・・・

止まっている物体に、力を加えなければ、そのまま止まり続けます。動き続けている物体に、力を加えなければ、そのまま動き続けます。これを慣性の法則といいます。

具体例に説明すると・・・

乗り物が急発進すると乗客は後方に倒れそうになります。乗客は慣性によって止まり続けようとしているのに、乗り物が前へ動いてしまうからです。逆に、乗り物が急停止すると乗客は前方に倒れそうになります。乗客は慣性によって前に動き続けようとしているのに乗り物が止まってしまうからです。

いろいろ調べていると、この慣性の法則に限らず、運動の力学的な文献がたくさんあるみたいですね・・・。

 

慣性の法則もその中の一部に過ぎないようですが、私自身はそこまで専門家ではありませんので、庶民的な説明になります・・・(汗)。

 

何が言いたいかと言うと「体重移動」をしている間に「腕を振って投げる」と説明しました。

 

体重移動が終わってしまってから腕を振ったり体重移動がされる前に腕を振ったりしていては、腕からボールに伝わる力が弱くなる、と言う事なんです。

 

これが、意外と多いと言うか難しい部分なんですよ。

 

私が未熟すぎたのかもしれませんが、私自身プロで一生懸命練習をしていた時でもそこまで考えて練習をしていませんでした。

 

ただ闇雲に「腕を振るんだ!」「もっと早く腕を振れば・・・!」としか考えていなかったんです。

 

またまたヒートアップして長文になってしまいました・・・。

 

途中でお伝えした通り、これは理想と言うか理屈の話です。

 

これをマスターするのは本当に簡単ではありません。

 

このレベルの話は、高校、大学、社会人のトップクラスのレベル、プロのピッチャーでもみんなができている訳ではないレベルの話です。

 

小学生や中学生の子供たちに、そこまでの事を求めるのは酷な事だと思います。

 

でも、指導者や大人が知識として知った上で子供たちにどうやって理解をさせるのか?分かりやすくアプローチをするのか?は無いよりは有る方が断然良いはずです。

 

本当に難しい話になってしまい申し訳ありませんでした。

 

また次回からは、もう少し分かりやすい話に戻れたらと思います。

 

それでは今日はこの辺で・・・。

コメント

タイトルとURLをコピーしました