「僕がプロ野球選手になれた理由」第16話

「僕がプロ野球選手になれた理由」シリーズ
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「僕がプロ野球選手になれた理由⑯」

 

前々回(シリーズ⑮)では、僕がピッチャーとして成長する原点となった出来事について紹介しました。

それまでの僕の野球観や投手観とはちょっと違った、泥臭い話、心に響くような話だったのですが、意外とこれが周囲の読者さんから好評で「やっぱりそういう出来事があるもんだよね~」と共感してもらえる人が多かったです。

 

今回からは、また本題に戻り、不評かもしれませんが僕の高校野球生活で学んだ事、積み上げたものについて紹介していきます。

高校1年生の冬トレ期間

前々回でお伝えした通り、高校1年の「1年生大会」で不甲斐ない投球をしてしまいチームメイトや応援している人たちへ何とか報いたいという想いと、何度も説明している、僕の野球人生を激変させてくれた古藤先生との出会いが重なり、1年生の秋頃から特別な練習環境に置かせてもらいました。

 

以前にも、簡単ではありますが「腸腰筋」の重要性やその理由、そして「バランス」の考え方はお伝えしましたよね。

 

また、僕が1年生から投げ続ける立場(上級生がいない学校だった為)から、本来のピッチャーを育てる順序とは真逆に、上半身、腕の振りから指導をしてもらい、いくら投げても肩や肘を故障しない、という紹介もしたと思います。

 

ここまでの紹介は言葉では簡単に説明しているのですが、実は、この基礎的な要素が一番大切なところで、しかも、これを身に付ける為にはとてつもなく想像を絶する地道で、しかも期間を要するところなのです。

 

古藤部屋では、この基礎的な要素をクリアしなければ次のステップ、本格的な技術指導には入ってもらえません。

 

もちろん百戦錬磨の古藤先生ですので、この基礎的な要素がクリアできていない選手も指導はできますが、それはあくまでその場しのぎと言うか、本質的な古藤流の指導ではないのです。

 

そういうケースはだいたい、どこか故障をして傷めている選手に、故障をしてしまった原因、再発しない為に体をどう使うかという事をメインで指導をしているパターンです。

 

本気でパフォーマンスを高める、選手としてのレベルを高める為には、この基礎的な要素を身に付けなければ作れないという事だと思います。

 

本質的なパフォーマンスを高めるための基礎

今までにやってみた事はないのですが、この「基礎的な要素」を言葉で表現してみるとしたら・・・

 

上半身下半身が「腸腰筋」を中心にしてしっかりと繋がっている

・体幹が、クネクネと折れたり曲がったり軟弱ではない

・その体幹に対して(正しくは背骨かな?)、両腕と両足が頑丈に繋がっている

・この状態の自分の身体を、どんな時も(動きの中でも)つま先」(母指球)と膝」によって受け止めていられる

 

だいたいこんな感じかな~と思い出しながら書いてみました。

 

あくまでこれが「基礎的な要素」です。

 

以前「基本体型」についても説明した事があると思いますが、これはあくまで立っている状態までの話でした。

 

今回の「基礎的な要素」については、「基本体型」に動きがつく事を前提に説明をしてみました。

 

どんな動きにも共通するのですが、特に僕の専門はピッチャーの動きについて分かりやすく補足をすると、この「基礎的な要素」を身に付ければ、大袈裟に言うとすればピッチャーとしてどんな投げ方でどれだけ投げても、どこかを傷めるような事にはならない、という事です。

 

言葉で表現するのは難しいのですが・・・(笑)

 

一般的な勘違い

皆さんだいたい勘違いしているのは、

 

腕は肩から生えている

脚は足の付け根から生えている

 

と思っている事なんです。

 

この感覚である以上、ボールを多く投げれば投げるほど肩や肘は故障する可能性が高まります

 

今の野球界では「投げすぎ=故障」だから「投球制限=故障回避」という概念が先行していますね。

 

中には、それは違う!と声を挙げている人たちもいるようですが・・・。

 

僕の持論としては、「どっちも有り」です。

 

「いいとこ取りでひきょうもの~!」と言われるかもしれませんが(笑)、これ本音です。

 

正しい体の使い方をすれば、間違いなく故障は減ると思います。

 

小学生から中学生、高校生、大学生までのアマチュアスポーツでは特にです。

 

と言うのはプロ野球のように、数か月間ほぼ毎日のように投げ続ける、しかもそれを10年とか15年とか継続しているとどうなんだろうか?という部分は僕は経験できなかった事なので僕の中で未知数なのです。

 

今度は「投げすぎ=故障」という考え方については、これは僕個人の感覚的なところですが、人間の身体が弱くなってきてないかな?と思う事があるからです。

 

中学生や大学生を指導している現場にいる時に日常的に思う事がありました。

 

それはやっぱり、何十年と月日が経ちながら、生活環境や習慣が代わっていく中で、食べ物が変わり、遊び方も変わってきている事は少なからず影響があるんじゃないかと思います。

 

なので「正しい投げ方を身に付ければ誰でも故障をしなくなる」というのは簡単には言えない事なんだと思っているのです。

 

僕が表現をするとしたら、「正しい投げ方と、それに準じた体の強さを身に付ければ故障はしない」という条件付きになりますね。

 

この「体の強さ」と言うのがポイントで、ただ重たいものを持ち上げて(俗に言うウェイトトレーニングですね)筋肉量を多くして、見るからに体が太くなった体が強くなった、と言うのは違うんですよ。

 

身体の使い方でこんな差が?

最後に少しだけ例え話を紹介します。

 

つい先日、いま現役で大学の野球部で頑張っている近所の教え子が家族で遊びに来てくれた日がありました。

 

久し振りに会って、相変わらず身長は大きくないのですが、見るからにトレーニングをして頑張ってるんだな~と言う体格になっていました。

 

腕も太くなっていて、ベンチプレスで何キロ上げるの?って聞くと「MAXで80kgとか90kgくらいです」って言ってました。

 

ちなみに僕は野球をやっていた現役の頃(約15~20年前)でも55kgとか60kgを上げるのでいっぱいでした。

 

もちろん野球をやめてからは一切トレーニングはしていません

 

それで、兄弟や親子で腕相撲勝負が始まったのです。

 

その大学生はお兄ちゃんにも勝って最強だったので、僕と勝負する事になったのです。

 

正直言うと、さすがに現役のトレーニングしている大学生には負けるだろうな~と自信が無かったので勝負に挑まなかったのですが、挑戦を求められたので逃げられませんでした(笑)

 

いざ勝負をしてみると、あれ?勝てる!って思うほど余裕だったのです。

 

「う~」とか、「あ~」とか言うほどでもなく「これ本気か?」って聞けるくらい・・・。

 

で、後日、もう一回遊びに来た時に、腕相撲の話題になり再戦。

 

その時に、腕相撲での腕の使い方力を入れる考え方を教えてあげて戦ったら、負けてしまったんです・・・。

 

その時は「う~」とか「あ~」とか言いながら必死でこらえながらも耐え切れずに・・・。

 

何が言いたいかと言うと、要は体の使い方力を出す考え方を変えるだけ、覚えるだけで、同じ筋力でも結果が全然違うという事なんです。

 

 

 

なんかだいぶ話が逸れてしまいましたが、僕は1年生から2年生になる、野球で言われる「冬のトレーニング期間」の数か月間は、この基礎的な要素を身に付けるための期間だったのです。

 

グラウンドで野球部の練習をした後(この時期は野球部も走ったりトレーニングしたりばかりでした)、1人で古藤先生の部屋に行き、基礎的な要素を身に付ける為のトレーニングが約1時間~1時間半、そこからはじめてシャドウピッチングをしながら投球フォームの指導、最後に座って今日一日のトレーニングからシャドーピッチングの内容について知識としての話を聞く時間。

 

先生の部屋だけでも、短くても3時間、長ければ4時間でも5時間でもいる事が日常の生活でした。

 

 

久し振りに連載の投稿なので、話がそれすぎてしまってました・・・、すいません。

 

次回からはあまり日を空けずに、もうちょっと上手に文章を書かなきゃと反省しております・・・。

 

また次回・・・。

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