「僕がプロ野球選手になれた理由」第6話

「僕がプロ野球選手になれた理由」シリーズ
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「僕がプロ野球選手になれた理由⑥」

 

今日は台風の接近で日本列島が心配な土曜日ですね。

この後、関東上陸が予想されるみたいで、先日の台風の影響も残ったままでホントに心配です。皆さんお気を付けください。そんな日ですが、シリーズの投稿をさせていただきます。

 

さて前回(シリーズ⑤)は、僕にとっての「運命の分かれ道」「とっておきの策」である古藤先生について、簡単にはなってしまいましたが、どんな人なのか、またそこはどんな場所なのかについて紹介しました。

 

今回は、その古藤先生との出会い、そしてどんな経験を積んでいったのかについて進めていきたいと思います。

古藤先生、はじめまして!

1年時の秋の大会に負け冬のトレーニング期間に入る頃、うっすらとした記憶ではありますが、僕は、野球部の濱口監督、僕の親、監督に古藤先生を紹介した村上さん、と一緒に初めて古藤先生の治療院に連れられて行きました。

 

初めて訪れたその治療院はまだ早い時間帯だった事もあり、前回で紹介したようにまったりとした空気が流れていたように覚えています。

 

まだ若干16歳の僕は、あまりその場の状況を理解しきれておらず、ただ連れて来られただけという感じで、古藤先生と大人たちが話をしているのをなんとな~く聞いて時間が過ぎていました。

 

しばらくするともちろん僕の方に話は振られてきます。

 

これもうっすらとした記憶ですが、まず最初に「ここに立ってごらん」と言われ、みんなの前でただ普通に立たされ、正面からの立ち姿、横を向かされ横方面からの立ち姿を見られた記憶があります。時間にしたら1分程度でしょうか。

 

その後、古藤先生の元に通っている中で分かるのですが、この“最初に立たせて姿勢を見る”だけで先生はある程度この人の能力や将来性が見えているようなのです。

 

そして元の椅子に座り古藤先生流の話が始まるのです。

 

正直言ってこの時の話はほとんど覚えていません・・・笑。

 

ただ一つ覚えているのは、人間の体は、正しい使い方をすれば自分の力を“出せる”

 

けど、正しい使い方をできなければ、体の使い方を知らなければ、自分の持っている本来の力を出すことはできない、というような話をされていました。

体の使い方とは

この投稿に2枚の指の画像を添付しました。

 

最初にこの画像を見た人は「なんだこれ?」と思ったでしょう?笑

 

でも、この古藤先生との出会いの日に聞いた話の中で、僕の中では今でも印象に残っている話なのです。

 

1枚目の画像は、指の側面を机に置いている画像です。

2枚目の画像は、指の腹を机に置いている画像です。

 

どちらの指の使い方のほうが“机を押さえる力”が強いでしょうか?

 

これは恐らく10人いれば10人とも、いや、100人いても100人ともが2枚目の写真だと答える事ができますよね?

 

それくらい、自分の体で安易に想像ができてハッキリと分かる事だと思います。

 

僕は、この話をされた時に古藤先生にのめり込んでいった事を覚えています。

 

もちろん、この話をされる中で野球に関連付けた表現、ピッチャーの体の使い方をイメージさせる表現も盛り込まれているのです。

 

それまで野球の練習の仕方、ピッチャーの練習の仕方や投球フォームの考え方がサッパリ分からず、ただ闇雲にバットを振るだけ、シャドーピッチングをして投球練習をして、なんとなくトレーニングをしたりランニングをするだけだった僕にとっては「この人に教われば絶対にうまくなれる!」と思ったのでした。

 

よくマンガや映画なんかにあるような、日常では何も分からず何も見えていないところに、大きな本棚を動かしてみると、その後ろに実は隠し扉があって、今まで見たこともないような世界に足を踏み入れる、そんな例えができるような状況でした。

古藤部屋の謎・・・

もう一つ、古藤先生には常套手段があるんです。

 

「“そんきょ”での押し合い」

 

“そんきょ”とは、よくお相撲さんが立った状態からしゃがんで姿勢良く止まっている姿勢です(3枚目の画像)。

その姿勢で向かい合って座り、お互いに胸の前で両手を合わせます。そして勢いや瞬発的に押すのではなく、自分の体重をその両手に乗せ合うようにして押し合いをするのです。

 

古藤先生を紹介する上でずっと迷っている事があったのですが・・・。

 

実は古藤先生とは、両足が不自由な方なのです。

 

その理由や過去について、僕は正しい事は知りませんので多くの事は語れませんが、普通の健康な足の人と同じスピードで歩く事は難しい体なのです。

 

迷いながらも、なぜそれを説明したのかというと、その足の古藤先生がそんきょの姿勢で押し合いの勝負をするんです。

 

まあ僕も何年も通い続けていましたし、僕の後にもたくさんの生徒たちが通い続けていたと思いますが、古藤先生にそんきょの押し合いで勝てた人はいないんじゃないでしょうか。少なくとも僕自身はこの目で見たことはありません。

 

どんなスポーツ選手が来ても、身長が2メートルに近いバレーボール選手が来ても、頑丈な野球選手が来ても、誰も古藤先生を押し倒すことができないんです。

 

この極意は今となっても理解しきれていませんが、たぶん、何かしらのテクニックはあると思うんですよ!たぶん!笑

 

そうだったとしても、これだけ身体的にビハインドのある先生に勝てる人がいないというのは、本当に説得力があるんです。いや、本当にありました。

 

ちなみに古藤先生の体格は、おそらく身長は170cmはないと思いますし、体重だって重いわけはなさそうな、ホントに小柄な体格なのです。

古藤流の極意

この話を聞いただけでは、古藤流を知らない人は「???」でしょう。

 

要は、体の軸の問題なんですね。

 

」「バランス

 

これが本当に奥が深い・・・。

 

頭の位置から、胴体を通って骨盤を通って、足、足首、足の指・・・。

 

本当に「立つ」だけで、どれだけの部位を作らなければいけないか・・・。

 

これが体の中にあるから「そんきょの押し合い」が強いんです。

 

だって2本の足で地面を掴んでしゃがんでるだけですよ。

 

そこからお互いに両手を重ね合い、体重を掛け合いながら押し合いをするんですから、普通に考えたら体重が重い人、からだが大きい人が勝てると思うじゃないですか。

 

もっと言ったら、足の力は使えないとしても、下半身がどっしりとしてる人の方が勝てると思うじゃないですか。

 

それが勝てないんですよね~・・・。

 

ちょっと話が脱線してしまいましたが、とにかく僕は、古藤先生の治療院に連れて行かれた初めての日に、先生からこんな話を次から次に話を聞かされて、すべてが納得できる話(画像にある指の使い方やそんきょの押し合いなど)だった事もあり、それまでホントに野球について無知だったことも思い知らされながら魅了されていったのです。

 

すいません、また長くなってしまいました・・・。

 

今までのシリーズの中で最長の文字数になってしまいました・・・笑。

 

という事で、今日はこの辺で。

 

次回以降、こんな僕にとっての運命の出会いがあったのですが、その後の地獄の生活が始まっていくのでした・・・笑。

 

それでは、また。

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